インプラント治療のメリットとデメリット
福岡県北九州市小倉南区 もり歯科医院の森です。
今回は、インプラントで治療するメリットとデメリットについてご説明します。
1.奥歯のインプラント治療のメリット・デメリット
まず、奥歯でインプラント治療する場合についてです。
一般的に下の奥歯が2、3本ないケースが多いので、そのケースを想定して、ご説明します。通常は奥歯がない場合、入れ歯を入れて残っている歯にバネをかけますが、その状態が長く続くことによってその残ってる歯がぐらついてきたり、残ってる歯が抜けてしまうということが起きます。したがって、インプラント治療することによって、前歯、もしくは残ってる歯の寿命を大きく伸ばすことができます。それが メリットの一つとなります。
もう一つのメリットは、入れ歯に比べて噛む力が10倍ぐらい、もしくはほとんど自分の歯と同じような状態で噛むことができるようになるというのが最大のメリットになります。
入れ歯からインプラントに変えた場合、患者様にものすごく感謝されるというのもインプラント治療の私たちがやってて一番嬉しいことだと思います。
一方でデメリットをあげるとすれば、外科的な手術が必要なこと。そして、治療期間がやや長めにかかることと、費用がかかるということがデメリットだと考えられます。
2.前歯のインプラント治療のメリット・デメリット
次に前歯でインプラント治療する場合のメリット、デメリットについてです。
まず、失った歯が1本のケース、そして、両側がご自身の天然歯で全く削ったり詰めたりしてないきれいな歯の状態の場合は、インプラントで治療するメリットは非常に大きいと思います。是が非でも、インプラントで治療したいというのが歯科医師の私の想いです。
なぜなら、インプラントで治療しない場合は、入れ歯もしくはブリッジという方法になりますが、これらの場合は、残ってる歯に負担をかけたり、残ってる方を削るという処置になります。そのため、残ってる歯の寿命を極端に縮めてしまうということになります。
したがって、この場合のインプラント治療のメリットは非常に大きいと思います。デメリットといたしましては、前歯のデメリットと同様に治療の費用がかかる、治療の期間が長い、外科的な手術が必要になるということです。
さらに言うと、前歯の場合は、それだけの期間とお金と時間を使ってやったにもかかわらず治療したインプラントが元々あった天然歯のような状態にならないと感じることもあります。したがって、デメリットとしては、インプラント治療したのに患者様ご自身の期待通りに美しく仕上がらなかったと感じることがデメリットとしてあげられます。
また、詳しくは以下の動画もご覧ください。
・奥歯をインプラントするメリット・デメリット
・前歯をインプラントするメリット・デメリット